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投稿日2026.08.06/更新日2026.08.06

カナダへ移住したら日本で資産運用できる?証券口座・NISA・生命保険をFPが解説

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著者情報 ファイナンシャルプランナー 森 逸行 AFP(日本FP協会認定)/2級FP技能士/証券外務員二種/IFA/住宅ローンアドバイザー
住宅購入・資産運用・保険・相続まで幅広く対応。実務経験に基づいた、現実的で分かりやすいアドバイスを提供している。

カナダへ移住したら日本で資産運用できる?証券口座・NISA・生命保険をFPが解説
「カナダへ移住する予定ですが、日本の証券口座や生命保険はそのままで大丈夫ですか?」

「来年からカナダへ移住する予定です。日本で積み立てているNISAはどうなりますか?」

「証券口座は解約しなければいけないのでしょうか?」

「生命保険はそのまま継続できますか?」

近年、このようなご相談が増えています。

カナダへの移住は、仕事や留学、永住、家族の都合など理由はさまざまですが、多くの方が悩むのが「日本にある資産をどう管理するか」という問題です。

実は、海外へ移住したからといって、すべての金融商品を解約しなければならないわけではありません。

一方で、証券会社や保険会社のルール、税務上の取り扱いによっては、取引が制限されたり、事前に手続きが必要になったりするケースもあります。

本記事では、カナダへ移住する際に知っておきたい、日本の証券口座・新NISA・生命保険のポイントについて、FPの視点から分かりやすく解説します。

カナダへ移住しても日本の資産がなくなるわけではありません

まず最初に知っていただきたいのは、カナダへ移住したからといって、日本にある預貯金や投資信託、生命保険が自動的になくなるわけではありません。

しかし、日本の「居住者」ではなくなることで、利用できるサービスや手続きが変わる場合があります。

特に影響を受けやすいのが、

・証券口座
・新NISA
・投資信託の購入
・一部の生命保険契約

です。

そのため、出国前に確認しておくことが重要です。

日本の証券口座はそのまま利用できる?

これは最も多い質問です。

結論から言うと、

証券会社によって対応が異なります。

海外居住者向けのサービスを提供している会社もあれば、新たな買付を停止したり、口座の利用条件が変わったりする会社もあります。

確認しておきたいポイントは、

・出国後も口座を維持できるか
・投資信託を保有し続けられるか
・売却はできるか
・新たな購入はできるか
・必要な手続きは何か

です。

出国が決まったら、利用している証券会社へ早めに確認することをおすすめします。

新NISAはどうなる?

新NISAを利用している方も多いでしょう。

一般的に、日本の税制優遇制度は、日本の税務上の居住者であることが前提となります。

そのため、海外へ移住する際には、NISA口座の取り扱いについて証券会社へ確認する必要があります。

「現在保有している資産はどうなるのか」

「新たな積立はできるのか」

「帰国後はどうなるのか」

などは、移住前に確認しておくと安心です。

生命保険は継続できる?

生命保険についてもよくいただくご相談です。

多くの場合、すでに契約している生命保険は継続できます。

ただし、

・海外住所への変更
・保険会社への届出
・給付金請求時の手続き
・一部商品の取扱い

などについては、事前に確認が必要です。

また、移住後に新たな保険へ加入したい場合は、日本国内に住んでいる場合とは条件が異なることがあります。

カナダ移住前に確認したい5つのポイント

移住前には、次の点を確認しておきましょう。

① 証券会社へ海外転出の手続き方法を確認する

証券会社によって対応は異なります。

出国前に必ず確認しましょう。

② NISAの取り扱いを確認する

積立や買付の可否などを確認しておくことが重要です。

③ 保険会社へ住所変更などの届出を行う

連絡先が変わる場合は、忘れずに手続きを行いましょう。

④ ライフプランを見直す

移住後は、

・為替
・ 医療制度
・年金
・税金

など、お金の環境が大きく変わります。

日本にいた頃と同じ考え方ではなく、一度ライフプラン全体を見直すことをおすすめします。

⑤ 日本に残す資産を整理する

預貯金、投資信託、不動産、生命保険など、日本国内に残す資産を整理し、管理方法を家族と共有しておくと安心です。

「資産運用」と「税金」は分けて考えることが大切

海外移住を考える際、「資産運用ができるか」という点だけに目が向きがちです。

しかし、実際には、

・居住国の税制
・日本との税務関係
・資産管理
・相続

なども含めて考える必要があります。

特にカナダは、日本とは制度が異なる部分も多いため、事前に確認しておくことで、安心して新生活をスタートできます。

まとめ

カナダへ移住したからといって、日本の証券口座や生命保険を必ず解約しなければならないわけではありません。

一方で、証券会社や保険会社によって取り扱いが異なるため、移住前の確認は欠かせません。

大切なのは、「海外へ行くからどうしよう」と慌てるのではなく、自分が保有している資産を整理し、必要な手続きを済ませておくことです。

将来帰国する予定の方も、長期間海外で生活する予定の方も、一度ライフプラン全体を見直すことで、安心して新しい生活を迎えることができるでしょう。

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※本記事は一般的な制度や考え方を解説したものです。海外居住者の税務・証券口座・保険契約の取り扱いは、移住先や証券会社・保険会社、契約内容によって異なります。具体的な手続きや税務上の取り扱いについては、利用している金融機関や税理士などの専門家へご確認ください。

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