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2022.08.25

節税対策、事業計画もバッチリ。それでも多額の税金が出た場合のメンタル術

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節税対策、事業計画もバッチリ。それでも多額の税金が出た場合のメンタル術

  税理士の伏見圭が実務を通して経験した事例及び最新情報、並びに営業トークに使えそうな雑談について述べていくコラム。
 
第四回コラム  

税理士の伏見圭が実務を通して経験した事例及び最新情報、並びに営業トークに使えそうな雑談について述べていく本コラム。

四回目のコラムは、前三回と趣旨を変えまして雑談に近いものになります。  

こんなに税金納めるのですか…(涙) 「節税もバッチリ、資金繰り、事業展開も考えて投資もしたし、従業員に決算賞与も出した。それでも、こんなに税金納めるのですか…(涙)」

業績の良い法人の社長・個人事業主の方なら誰もが思うこの嘆きなのですが、自分以外の人達はどうやってメンタル的に折り合いをつけているのだろう?と少し気になったことはありませんか?

私の経験上の話とはなりますが、多数派、少数派のメンタル的な面を少し述べていきたいと思います。  

  • 多数派⇒腹が立ってイライラして、怒りがおさまりません。

…政治の税金の使い方、各種制度が所得制限により受けられない不公平感、上場企業の納税0円報道等、納得いかない情報がいろいろ入ってきますので無理もありません。  

  • 少数派⇒独自の思考でイライラから解放されている方達がいます。

・とるだけとればいい、その何倍も稼いでやる(反骨、〇倍返し思考型)

・とるだけとって下さい、もうこの国は諦めました。(絶望・思考停止型)

・もうこの国ではやっていけない。家族と一緒に出国して、派手に稼ぐ!(絶望・国際未来思考型)

・国がそう来るなら、どんな手を使ってでも税金は払わない(拙税※・事業破綻型)

※拙税は「拙速」で「稚拙」な税金対策の私が作った造語になります。 詳しくは第一回コラムをご参照下さい。  

・税金をいっぱい納めるという事は、社会への恩返し。感謝の気持ちで納める!(社会循環・公益思考型)  

そして、とてもレアな思考で納税ストレスを感じていない社長もいらっしゃいましたので、そのご紹介をしたいと思います。

個人的にいろいろと考えさせられました。  

伏見「社長、今期はかなり利益が出ていますし、役員報酬も多額になりますので、個人、法人合わせて、とてつもない税金を日本に納めていることになりますねぇ」  

社長「先生、私は日本に税金を納めることに何の不満もストレスもありません。私の母国で成功者は命の危険にさらされます。

私だけでなく家族も、子供も誘拐されます。

普通に子供たちがボディーガード無しで外に遊びに行けて、家族だけで外食、旅行も出来る。 命の危険というストレスを自分だけでなく、家族に感じさせなくて済む。その環境でビジネスが出来る。

私にとって日本に税金を納めるという事は…   ≪命の安全コスト≫です。   命より大切なものはありません。」  

社長の人生、母国の背景は良く存じ上げていませんが、ニッコリと笑顔でお話された社長の印象は今でも強く残っています。  

人それぞれに人生があり、価値観があります。世の中で納得がいかないことも多いです。

ただ、どうせなら各自にあった方法でメンタル的に折り合いをつけて、日々笑顔で入れる事の方が人生HAPPYかと思います。

もちろん無駄な税金は払う必要はありませんので、節税をやれる限り行った上での話ではあります。  

 

今回はちょっとした小話となりましたが、皆様が何かを考えるきっかけになれたのであればHAPPYです。 それではまた次回のコラムでお会いしましょう。

伏見圭税理士

 

コラム筆者:伏見圭税理士(伏見圭税理士事務所)    

 

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