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2022.12.12

保険を見直しするべきタイミングとおすすめのポイントとは?上がるか下がるかを解説

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著者情報 森 逸行 FP歴15年 経験した事を伝え解決に導く『金融パーソナルトレーナー』

保険の見直し

 保険を見直すとしてもどのようなタイミングで見直すべきなのかと悩んでしまう事もありますよね。

今回の記事ではそんな保険の見直しのタイミングに関して、どのようなタイミングで保険を見直せばお得なのかなどの質問にお答えしていきます。

 

質問:保険に加入しており見直しをしようか悩んでいます

保険に加入しており見直しをしようか悩んでいます。

妻と話し合いを行い、保険を全体的に見直ししようかと思っていますが、保険により見直しを優先した方が良い種類などはありますでしょうか?

入院保険や生命保険、がん保険、火災保険など基本的な保険に加入しております。見直す順番などを教えて欲しいです。

 

回答|保険を見直す順番は以下2種類です…

保険を見直す順番は以下2種類です。とにかく毎月の保険料負担を減らしたい場合は、長期契約短期契約の順番で見直すことをおすすめします。

保障内容を充実させたい場合は、短期契約長期契約の順番で見直すことをおすすめします。

 

長期契約の保険から見直しする

長期契約は、終身保険や長期平準定期保険などで、短期契約は10年更新や1年更新の定期保険です。

長期契約は長い期間の保障を保険会社がしなければならないため、保険料は高額になります。

特に生命保険は年を重ねるごとに死亡リスクや病気のリスクは上がりますので、長期契約はより一層保険料は高額になりがちです。

特に貯蓄性の高い保険は積み立て部分の保険料も上乗せして支払いますのでさらに高額になります。

したがって、とにかく毎月の保険料負担を減らしたいだけであれば、長期契約から見直しをすることになります。

例えば、終身保険や養老保険などは払い済み保険という解約返戻金で一時払いの保険に変更することができます。

払い済み後は保険料を支払う必要はありませんし、払い済み後に設定した保険金額はそのまま継続保障されますので、見直しでよく利用される保全手段です。

ただし、長期契約の見直しは目の前の保険料を抑えることはできますが、一生涯というスパンで保険料を考えるとそのまま残した方が保険料が安く済むということもありえますので、一生涯の累計保険料を抑えたいということであれば、短期の保険の見直しを行いましょう。

 

 短期契約の保険から見直しする

保障を充実させたいということであれば、短期契約の保険から見直しをすることをおすすめします。短期の保障は、目の前の保障をその年齢に見合った保険料を支払うことで対価を得ることができるものです。

したがって、大きな保障あるいは充実した保障を備えたい場合は、短期の保険は見直しやすいです。

また短期契約をやめて、長期間にわたって充実した保障を確保するために長期契約に切り替えることもできます。また、目的をもって期間を定めて保険に加入することもできます。

例えば、子どもが大学を卒業するまでは手厚い保障がほしいと考えていれば、子どもが大学を卒業する予定の年度までに保険期間を設定して保障を掛けることができます。

 

 質問:見直しを行うタイミングって何歳くらい?加入日から

見直しを行うタイミングって何歳くらいの時に見直しを行うのが良いとかはありますか?年齢は関係なく加入してから何年で見直しを行うのがポイントとかあるのでしょうか?

実際に条件などにより違うのはわかりますが何例かわかりやすく解説して頂けると助かります。おすすめの見直しタイミングも教えて欲しいです。

 

回答|見直しを行うタイミングは、早ければ早いほど保険料…

見直しを行うタイミングは、早ければ早いほど保険料は安くなりますのでよいです。

ただし、保険を見直すには加入の目的が変わるときが多いため、例えば、結婚・離婚や出産、子どもの進路に変化があったときなどです。

また、親や兄弟の体調が不安で、自分がいなくなってしまったら生活が大変だろうと心配をして保険を見直すケースもあります。

保険を見直すタイミングは生活に変化があり、それに伴って保険加入の目的に変化があったときですので、ご自身のライフスタイルが変わったときに、今の加入している保険がベストなのだろうかと考えてみましょう。

  

質問:保険を見直す場合は加入している保険会社?に連絡

保険を見直す場合は加入している保険会社?に連絡をした方が良いのでしょうか?誰に相談すれば良いかわかりません。

生命保険や入院保険を見直す場合は加入している保険会社ではなく、他社の保険会社に相談した方が安くなるなどはあるのでしょうか?複数に保険料金や保障の条件などを聞いた方が良いなど見直す時のアドバイスをお願いします。

 

回答|保険を見直すときは現在加入している保険会社…

保険を見直すときは現在加入している保険会社に連絡してもよいですが、その保険会社の商品をおすすめされるか、現在の保険を継続することをおすすめされる可能性が高いです。

自分にとってもっともよい選択をしたいのであれば、金融商品だけでなく税金・保険・相続・不動産など幅広く知識を持っているFPに相談するのがおすすめです。

特に多くの保険会社を取り扱う代理店をしているFPであれば、様々な角度から自分にあった提案をしてもらえる可能性が高いです。

イメージとしては、保険会社はアパレルメーカー、保険代理店はセレクトショップです。セレクトショップでも自分にぴったりな保険を提案してくれるとは限らないため、FPの試験は最低でも合格しており、実務経験も長い方とお付き合いするほうが良いコンサルを受けることができる確率は上がります。

 

質問:見直しを行うのに必要性はありますか?特になるな

見直しを行うのに必要性はありますか?特になるなら見直しを行いたいと考えておりますが、保険は難しく見直す手間を考えるとめんどくさいと感じてしまいます。

見直すとどの程度の金額や保証の違いが出るのでしょうか?見直すのは保険料金が安くなるから?保障が手厚くなるから?

 

・生命保険

・入院保険

・がん保険

・車の保険

・医療保険

 

など、色々な保険があると思いますが、簡単で良いので、見直すメリットやデメリットと見直すべきタイミングを教えて欲しいです。

結局、手間を掛けて見直してもあまり違いがないのであれば今のままでも良いかと思ってしまいます。

 

回答|生命保険は保険金額が適性かどうか、入院…

生命保険は保険金額が適性かどうか、入院保険・がん保険は、現在の医療を受けるにあたってしっかり保障されているかなどを確認して、自分にあったプランを選びましょう。

特に入院保険やがん保険は先進医療に対応しているかなどはチェックしておきましょう。

車の保険は更新の時期に見直すのがおすすめです。

自動車保険は免許証の色や車種、事故歴などで保険料が変わりますので、その状況によって有利な保険を選べます。もしも自動車保険でより良い保険を選ぼうとするなら、事故対応が丁寧なのか保険料は割安なのか、充実した特約はあるのかなどをチェックしてみてください。

保険料は走行距離などのライフスタイルでもベストな保険は変わります。賠償や傷害補償は保険会社によって内容が変わりますので、安さだけでなく補償範囲も確認してみてください。

 保険料は、保険代理店ですと同じような内容・保険金額で比較できるシステムを持っている場合があります。私の経験では、驚くことに3~4倍の保険料の差が出ることもありますので、多少手間でもベストなプランに加入できているのかは一度FPに相談してみてもよいかもしれません。

 

質問:保険を見直しした場合に既存の保険の解約するタイミング

保険を見直しした場合に既存の保険の解約するタイミングってあるのでしょうか?基本的には保険を見直して既存の保険は解約?扱いにして新しい保険に加入する流れかと思いますが、保険がない期間が出来てしまうのでは?と心配です。

見直した後に既存保険を解約するタイミングや上手な切り替え方法があれば教えてください。

 

回答|保険の見直しで一番気を付けてほしいのは、新しい保険…

保険の見直しで一番気を付けてほしいのは、新しい保険の保障が開始するまでの期間に無保険状態とならないようにすることです。

一般的な保障では、保険契約が成立し、保障が開始されたことを確認したら前の保険を解約します。

がん保険の場合は、保険加入後90日間は保障がないケースがほとんどですので、責任開始日が到来するまでは、現在加入中の保険を継続することをおすすめします。

また、保険には無事に加入できたとしても、健康上の心配がある場合は、何か健康上の問題がないか精密検査などをしておきましょう。

というのも、新しい保障が開始しても、その開始日前に病気の原因があった場合はその病気は保険金給付の対象外です。

なので、現在がんなどに罹患していないか、何か重い病気に係る症状や兆候はないかの確認を医療機関で検査して洗い出しておくことが、その後の保険金給付がしっかりとなされるかで重要となります。 

このように、保障が切れることが怖い場合は、同じ保険会社で転換や変換などの現契約をそのまま生かして保険を見直す方法をとると、既得権が使えますので以前の保険の金額・内容で、保険見直し後も保険金給付を受けることができます。

また、払い済み保険への変更であれば解約返戻金で一時払いの保険に変更となりますので、保険金額は小さくなりますが、ある程度の保障を継続することができます。少しでも以前の契約の保障を継続したいという場合は解約だけでなく、このような保全を活用して新しい保険に加入することもできます。

 

回答|よくある保険見直しの失敗例を列挙…

最後に、よくある保険見直しの失敗例を列挙していきます。

・昔加入していた予定利率の高い保険(いわゆるお宝保険)のを解約してしまい、お得ではない保険に切り替えてしまった。

・妊娠中に保険見直しをしてしまい、帝王切開などの妊娠に係る保険金給付がされなかった。

・がんに係る保険を見直してすぐに現在のがん保険を解約したために保障がなくなってしまい、その期間に発覚したがんの保障がなくなってしまった。

 このような最悪な保険見直しもありますので、本当に見直すべきかも含めて、保険会社、保険代理店へ相談をしてみましょう。

 

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