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2023.06.27

先進医療特約とは?先進医療特約の種類は?がん以外も対象になる?先進医療保険のみに加入はできるか?  

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著者情報 森 逸行 FP歴15年 経験した事を伝え解決に導く『金融パーソナルトレーナー』

先進医療特約とは?

がんなどの治療には先進医療が有効だというニュースや医療現場を特集したテレビ番組などが報道されていることもあり、だんだんと先進医療の認識が世間に広がってきています。

しかし、生命保険の医療保険に付加できる先進医療保険特約に関する情報はなかなか広がっていないため、内容を知らないという方もいますので、本日は先進医療保険特約に関しての質問にお答えしていきます。 

質問|先進医療特約とは何ですか?簡単に教えて下さい。

先進医療特約とは何ですか?簡単に教えて下さい。

医療保険について保険の営業さんとお話をていたら、先進医療特約についての話が少し出てきました。

食い気味で質問したら強く営業をかけられないかなと不安だったのでその場では特段深堀せずに持ち帰ってきました。

先進医療がよく分かっていませんので、先進医療特約が何なのかも分かりません。先進医療および先進医療特約とは何ですか?簡単に教えて下さい。 

回答:先進医療とは、簡単にいうと厚生労働省が認めた高度な医療技術を…

先進医療とは、簡単にいうと厚生労働省が認めた高度な医療技術を用いた治療方法のうち、健康保険適用外(3割負担にならず、全額自己負担)のものを指します。

先進医療以外の健康保険対象の治療は、過去に実績が多くある治療方法ですので、国が公費をつかってサポートしていますが、先進医療は高度で、かつ新しい技術のため、実績が多くできるまでは、自己負担でしか受けることできません。

実績がまだ少ないので、効果がないかというとそういうわけではなく、場合によっては先進医療を活用したほうが有効な場合も多くあります。

このようなときに、治療費が全額自己負担ですと、医療費がとても重くなってしまいますし、場合によっては経済的なことを理由に、治療を受けられないということもありえます。

そうならないように、先進医療を利用するときにその費用を全額サポートしてくれる保険が先進医療保険特約です。

先進医療保険は単体では販売をしていることはありませんが、医療保険やがん保険に特約で付加することができます。

ただし、先進医療保険特約はすべての先進医療を保障しているわけではありません。

あくまでも厚生労働省が先進医療と認めた治療で、保険会社が約款で定めた範囲内の治療に限られます。

よく勘違いされやすいものには、「自由診療」があります。

自由診療も公的医療保険は適用されず、全額自己負担ですが、対象の治療内容が異なります。

自由診療をカバーしたい場合は自由診療にも対応した保険を選択しなければなりません。

このように、健康保険適用外の治療に対応する保険といっても様々な注意点がありますので、実際に検討する場合はファイナンシャルプランナーや複数の保険を取り扱う保険代理店へ相談してみましょう。 

質問|先進医療保険や先進医療特約の給付対象の範囲を知りたいです。

先進医療保険や先進医療特約の給付対象の範囲を知りたいです。

がん以外の先進医療についても先進医療特約は保障してくれますか?先進医療特約のついている医療保険に加入しています。

ただ、先進的な医療を扱う治療を受けた際に給付対象になる程度のふわっとした理解に留まっています。

私の家系はがん家系ではないのでがんについては特段心配していませんが、虚弱体質なので病気全般に不安があります。

先進医療保険や先進医療特約の給付対象になる具体的な範囲を知りたいです。がん以外の先進医療についても先進医療特約は保証してくれますか?

 回答:保険会社のパンフレットなどには、「厚生労働大臣の定める先進医療による療養をうけたときに…

保険会社のパンフレットなどには、「厚生労働大臣の定める先進医療による療養をうけたときに、先進医療給付金をお支払いします。」と記載があります。約款などに記載されている先進医療による療養の定義は「健康保険法等に定める公的医療保険制度に基づく評価療養のうち、厚生労働大臣が定める先進医療による療養をいいます。

ただし、先進医療ごとに厚生労働大臣が定める施設基準に適合する病院または診療所にて行われるものに限りします。」というような記載がされています。

したがって、がん以外の先進医療も所定の条件を満たしている先進医療でしたら給付対象です。

ただし、がん保険に付加されている先進医療保険特約はがんのみを対象としていますので、がん以外の先進医療も補償対象に入れたい場合は医療保険に付加できる先進医療保険特約を選択するようにしましょう。

また、先進医療保険の補償対象に関する注意事項としては、先進医療の対象となる治療は毎年変わりますので、生命保険に加入した当初は先進医療と位置づけられていても、将来に先進医療でなくなる可能性もあり、その場合は先進医療保険特約は適用されない点です。 

質問|先進医療保険のみに加入する事は可能ですか?

先進医療保険のみに加入する事は可能ですか?先進医療特約はよく耳にしますが。

あまり医療保険への加入に前向きになれません。運動も食事も気を遣っているので健康そのものだからです。

しかし、不意の怪我や難病にかかってしまった際に莫大な金額が必要となる先進医療を受ける際の事を考えると先進医療特約にはとても惹かれています。

しかし医療保険には入りたくないです。先進医療特約はよく耳にしますが、先進医療保険のみに加入する事は可能ですか?

 回答:結論としては先進医療保険のみの加入は一部の保険会社で取扱をしています。

結論としては先進医療保険のみの加入は一部の保険会社で取扱をしています。

厳密に申し上げあると先進医療やその他特殊な治療への保障として販売しています。

ただし、原則としては医療保険やがん保険の特約として付加するのが先進医療保険ですので、医療保障が不要であれば、最低限の医療保障に加入して、特約で先進医療保険を付加するということであれば、選択肢がぐっと広がり、おすすめです。 

質問|先進医療特約にはどんな種類がありますか?

先進医療特約にはどんな種類がありますか?保険の特約には女性向けのものをはじめとするいろいろな種類があるのは既に知っていましたが、先進医療特約という特約がある事を最近知りました。

医療保険商品に様々な種類があるように、先進医療特約にも多くの種類があるのでしょうか。

種類ごとに金額や保証内容が変わるのであれば把握しておきたいです。先進医療特約にはどんな種類がありますか?  

回答:先進医療保険特約には大きな違いが2つあります。

先進医療保険特約には大きな違いが2つあります。1つはがんに関する先進医療のみか、がんだけでなく様々な病気に先進医療が使えるかです。

これは、主契約がガン保険であれば、ガンのみの先進医療に対応した保険になり、主契約が医療保険であれば、そこに付帯する先進医療保険特約は様々な病気に対する先進医療に対応していますので、わかりやすいです。

2つ目は保険金をどこまで出してくれるかです。

基本的には、先進医療の技術料を実費負担してくれるのですが、保険会社によっては、先進医療保険を受けに行くための交通費や宿泊代までカバーしてくれるものもありますし、事由問わず一時金を加算して支給してくれる保険もあります。

この背景は、先進医療保険は受けることができる病院がとても限られていますし、近くの病院が対応していても、数年先まで予約でいっぱいだと、遠くても違う病院で先進医療を受けることになることもあり得ますので、治療を受けるまでの交通費や宿泊費までカバーされないと結局経済的な負担が重くなってしまうため、先進医療を受けられなくなってすまうということがないように配慮された保障です。

先進医療保険の保険料自体は比較をしてもそこまで大きく変わりませんので、どうせ選ぶのであれば、いざというときにしっかりと保障してくれる先進医療保険を選んでほしいです。

したがって、結論をいうと、ガンだけでなく様々な病気の先進医療に対応できる医療保険に付帯できる先進医療で、かつ、先進医療を受けるための交通費や宿泊費あるいは一時金が給付されるなどの先進医療の技術料相当額プラスアルファまで保障される先進医療を保険を選択していただきたいと思っています。  

質問|先進医療給付金および保険料はいくらぐらいですか?

先進医療給付金および保険料はいくらぐらいですか?医療保険の加入を検討しているものです。

医療保険にはいろいろな特約というオプションを付ける事が出来るという事を知りました。その中で先進医療特約について興味を持ちました。

特約に興味はある物の、とりあえずつけるのではなく必要な物だけを最低限付けて、それでいて安心も出来るような状態にしておきたいなと思っています。

先進医療特約の給付金や保険料はそれぞれいくらぐらいですか?  

回答:先進医療保険特約の保険料は、月々ざっくり100円~200円です。

先進医療保険特約の保険料は、月々ざっくり100円~200円です。給付金の限度額は500~2000万円と設定している保険会社が多いです。

給付金額は先進医療の技術料を実費負担しますので、概ね10~300万円程度です。

保険会社によっては、その実費負担に加えて一時金が数十万円給付されたり、先進医療を受けるために必要な交通費や宿泊代までカバーしてくれる先進医療保険もあります。

保険料に大きな違いはありませんが、給付限度額や給付金額には違いがありますので、複数の保険を取り扱う保険代理店やファイナンシャルプランナーに相談してみましょう。

 

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