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2023.12.03

専業主婦の生命保険のメリットは?旦那さんと同じ保険にした方が良い?の質問に専門家が回答!

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著者情報 森 逸行 FP歴15年 経験した事を伝え解決に導く『金融パーソナルトレーナー』

専業主婦で収入が無いのに生命保険のメリットは?

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新婚のご夫婦やまだ小さい子供のいるご家庭では、将来に対する漠然とした不安をお持ちの方は多いと思います。特に子供が小さいうちは予期せぬ行動を起こしがちで、思わぬトラブルにあうことも・・・。

今回の記事では、新婚~出産期における夫婦の保障の考え方や、子育て期における子供にまつわるトラブルに対して考えておきたい補償について、FPが質問の回答をしていきます。 

質問:専業主婦で普段は収入がないのですが生命保険に入るメリットを教えてください。

 結婚前はフルタイムで働いていましたが、出産を機に専業主婦として家事と子供の世話をして過ごしています。

普段は収入がないため現在は保険に加入していませんが、「万が一入院になったら誰も面倒見る人がいないから加入しているよ」というママ友の話を聞いて、メリットがあるのであれば加入したいと考えています。色々と種類があることは知っていますが、例えば女性専用保険だけでは不足なものでしょうか。 

回答:入院保障に加えて死亡保障も備えておくことをお勧めします。

専業主婦の方でも生命保険に加入するメリットはあります。ママ友のお話にもあるように、入院になった場合に保障を受けられるような医療保険、がん保険は加入を検討するべき保険といえます。

※女性専用保険は、いわゆる女性特有の疾病に起因する入院等に手厚く保障を受けられるものを指し、医療保険の一種です。

万が一入院となった場合でも入院保障を受けられるのであれば、入院費用の足しにすることもできますし、入院中、お子さんの面倒を見てもらうのに実家から応援を呼ぶ際の交通費に充てることもできます。

受け取る保険金の使い方はあくまで加入者の自由に決めることができるのです。

また、入院保障に加えて死亡保障も備えておくことをお勧めします。現在専業主婦なので、高額な保険金を設定する必要はないでしょうが、自身に万が一のことがあった場合の葬儀費用分くらいの保険金は掛けておくとよいでしょう。(葬儀費用の相場は平均で200万円程度といわれています)

さらに終身保険の保険料は掛け捨てではなく、途中で解約しても払い込んだ保険料の一定割合が返戻金として戻ってきます。死亡保障を備えつつ貯蓄に近い効果も期待できるものです。

病気になった際の入院保障、死亡保障は検討しておくべき保障といえるのではないでしょうか。 

質問:独身時代から加入している保険を結婚後に同じ保険会社にまとめた方がいいですか?

 先日結婚式を済ませた新婚です。私自身、結婚前の独身時代から加入している積み立ての保険と医療保険があるのですが、パートナーも別の保険会社の保険に加入しているそうです。

同じ家庭になったことをきっかけに同じ会社に纏めた方が良いものでしょうか。

お互い忙しいので見直しの時間がないのもありますし、見直すこと保険料が上がることも懸念点です。保険を見直して1つの保険会社に纏めた時のメリットデメリットを教えてください。 

回答:保障に対する夫婦の考え方が合致するのであれば、夫婦型を検討してみても良いでしょう。

1つの保険会社に纏めた場合のメリットとしては、主に「保険料を安く抑えることができる」「管理が楽になる」ということが挙げられます。

保険料を安く抑えることができる場合とは、契約時に夫婦型で加入するようなケースです。夫婦それぞれが個々に加入するより保険料が割り引かれることが一般的です。ただし、どこの保険会社でも取り扱っているわけではありません。

管理が楽になるというのは、保険証券を夫婦個々に管理する必要がなく、1枚だけで済み、負担が軽減されるということです。

一方で纏めることのデメリットとしては「保障内容の自由度が制限を受ける」これに尽きるでしょう。

夫婦型の場合、契約形態の特性上、夫婦が同じ内容の保障内容となります。

たとえば旦那さまは三大疾病に手厚く備えたいとの意向を持っていたとして、かたや奥さまが女性特有の疾病に手厚くしたい、という意向をもっているような場合、夫婦型の契約では両者の意向を両立させることはできないのです。

見直しの際にはそれぞれの保障に対する考え方をきっちり確かめて、そのうえで保障に対するそれぞれの考え方が合致するのであれば、夫婦型を検討してみても良いでしょう。

ただし、考え方は時間の経過や環境の変化とともに変わっていくものです。見直し時には合致していた双方の考え方も変わっていく可能性は大いにあります。そういう点も含めて見直しの際には慎重に検討するべきだと思います。 

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