ペアローンで後悔する人は少なくない?9,000万円の住宅ローンを組んだ30代共働き夫婦が離婚した相談事例をFPが解説
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「2人なら返済できる」そう信じて購入した9,000万円のマイホーム
「住宅価格はこれからも上がるかもしれない。買うなら今しかないと思いました。」
そう話すのは、長井さん(仮名・30代)。
夫は会社員で年収700万円、妻は看護師として年収500万円。世帯年収は約1,200万円の共働き夫婦でした。
都内近郊で理想のマイホームを探し続け、ようやく見つけた新築一戸建ては9,000万円。
単独では希望額を借りることが難しかったため、夫婦それぞれが住宅ローンを契約する**「ペアローン」**を選択しました。
「2人とも働き続ければ返済できる。」
そう考え、新生活をスタートさせました。
結論|ペアローンは「借りられる金額」ではなく「将来も返し続けられるか」で考えることが重要
ペアローンには、
借入可能額を増やせる
住宅ローン控除を夫婦それぞれ利用できる
というメリットがあります。
しかし一方で、
病気
休職
出産・育児
転職
離婚
など、ライフプランが変わったとき、大きなリスクを抱える可能性があります。
住宅ローンは「今返せるか」ではなく、
「10年後、20年後も返し続けられるか」
という視点が重要です。
「住宅ローンを返さなければ…」仕事中心の毎日へ
住宅購入後、長井さんの生活は大きく変わりました。
9,000万円という住宅ローン。
「返済が遅れるわけにはいかない。」
その責任感から、
残業
休日出勤
夜勤
も断れない生活になっていきます。
「住宅を買って幸せになるはずだったのに、いつの間にか住宅ローンのために働いていました。」
そう振り返ります。
購入から3年後、うつ病で休職
ある日、
夜眠れない
朝起きられない
仕事への意欲が出ない
という症状が続き、病院を受診。
診断はうつ病でした。
住宅購入からわずか3年後の出来事です。
休職により収入は減少。
家計は一気に苦しくなりました。
少しずつ生まれた夫婦のすれ違い
収入が減り、
住宅ローンへの不安、
将来への不安、
生活への不安が重なります。
お互いを思いやる気持ちはありました。
しかし、
少しずつ価値観にズレが生まれ、
最終的に2人が選んだのは離婚でした。
離婚後に本当に大変だったのは「住宅ローン」
離婚後、
一番苦労したのは住宅ローンでした。
ペアローンは、
夫婦それぞれが別々に住宅ローンを契約しています。
そのため、
離婚したからといって、
住宅ローンがなくなるわけではありません。
さらに、
家を売却してもローンが残る
共有名義で自由に売れない
住み続けることも簡単ではない
という問題もあります。
長井さんは、
「離婚そのものより、住宅ローンの整理の方が何倍も大変でした。」
と話されていました。
FPが考えるペアローンで確認したい6つのポイント
住宅購入前には、次の点を確認しておきましょう。
病気や休職で収入が減った場合でも返済できるか
出産・育児による働き方の変化を考えているか
離婚した場合の住宅の扱いを話し合っているか
売却時に住宅ローンを完済できるか
団体信用生命保険(団信)の保障内容を理解しているか
ライフプランで将来の家計を確認しているか
FP視点|住宅ローンは「借りられる金額」で決めない
私が住宅購入相談で必ずお伝えするのは、
住宅ローンは「借りられる金額」ではなく、「返し続けられる金額」で考えることが重要
ということです。
特にペアローンでは、
病気
休職
転職
出産
離婚
など、
人生の変化まで考えたライフプランが欠かせません。
住宅購入時には、
「今」の家計だけではなく、「もしもの未来」にも対応できる資金計画を立てることが大切です。
まとめ
ペアローンは、
住宅購入を実現するための有効な方法です。
しかし、
メリットだけで判断すると、
将来大きな負担になる可能性があります。
今回の事例のように、
病気や離婚など予想できない出来事は誰にでも起こり得ます。
だからこそ、
住宅ローンを組む前には、
ライフプランを作成し、将来のお金の流れを確認することをおすすめします。
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「この借入額で本当に大丈夫なのか不安…」
「ペアローンを組む前に将来の家計を確認したい」
という方は、住宅を購入する前にぜひ一度ご相談ください。



