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2022.11.12

安心して資産形成するための長期投資のルールやポイントについて解説しています。

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著者情報 森 逸行 FP歴15年 経験した事を伝え解決に導く『金融パーソナルトレーナー』

長期投資
 将来に備えて今から投資を始める方が増えていますが、「投資を始めたいけどリスクが怖い」という方も少なくありません。 

とはいえ資産形成をする上で投資は欠かせません。そこでおすすめな方法が、 長期投資による資産形成です。

比較的リスクを抑えることができて、 知らず知らず資産が溜まっていた、という結果になりやすい投資方法です。

この記事では、安心して資産形成するためのルールやポイントについて解説しています。これから資産形成に取り組む方は、ぜひ参考にしてみてください

安心できる資産形成のルール

まずは資産形成をするにあたり、最低限のルールを覚えておきましょう。このルールは、資産形成における「鉄則」とも言い換えることができます。

そのルールとは、「なるべく早いうちに投資をするべき」ということです。

社会人になればもらえるお金も増えて、遊びなどの趣味に使える金額も大きくなります。中には、将来に備えて貯金をする人もいるかもしれません。

しかし、早いうちから資産形成として投資に取り組んでおくことで、将来に備えられる金額は大きく変わるでしょう。また、銀行に貯金をするよりも投資にお金を回したほうが、お金は遥かに増えていきます。

この資産形成におけるルールをしっかりと守り、 資産形成に取り組んでいきましょう。

 

安心できる資産形成のポイント3つ

銀行に預けてもお金が増えない今こそ、投資による資産形成に取り組むのがおすすめ。しかし「投資」をすることだけを考えるあまり、短期的な利益を求める投資を行うことは避けましょう。

「投資は怖いイメージがある」

このように考える方は多いかもしれません。確かに投資には「リスク」が伴いますが、このリスクをうまくコントロールすることで、コツコツとお金を増やすことは十分に可能です。

その方法が、「長期投資」です。

●長期投資

●積立投資

●分散投資(ドルコスト平均法)

 

ここからは、上記3つについて詳しく解説をしていきます。

 

長期投資について

「長期投資」とは、長期にわたり金融商品を保有し続ける投資方法のことです。

短期的にはリターンが変動することがありますが、金融商品を長く保有することでリターンの振り幅が小さくなります。

長期的に金融商品を保有することで、安定した運用利回りを期待できることが特徴です。また、長期的に保有することで株主優待や受け取る配当金の回数も増えるため、短期的に投資を行うよりも利回りが見込めるでしょう。長期投資は10年以上の期間を長期投資として定義されます。

 

積立投資について

「積立投資」とは、自分が決めたタイミングや金額で、 定期的に金融商品を購入する投資方法のことです。

積立方法は2種類あり、それぞれ下記の通りとなります。

 

●定量購入:同じ「数量(◯株」を買い付ける手法

●定額購入:同じ「購入額(◯万円など)」を買い付ける手法

 

あらかじめ投資するタイミングや金額などが把握しやすいため、手続きの手間を省くことができて、資産管理もしやすくなります。

 

分散投資について

「分散投資」とは、1つの金融商品だけでなく、投資先や購入する時期を分散させることで、価格変動を抑えて安定的にリターンを狙う手法のことです。

さらに詳しく解説すると、下記の通り3つの分散方法に分けることができます。

●投資先の分散:株式、債権など、複数の金融商品を組み合わせる

●地域の分散: 国内や国外、あるいは先進国や新興国など、複数の地域や通貨の金融商品を組み合わせる

●時間の分散:まとめて購入するのではなく、価格変動などを見てタイミングをずらして金融商品を購入する

このように分散方法を分けることで、上手にリスクをコントロールしながら投資を行うことができるでしょう。

 

分散投資“ドルコスト平均法”

「ドルコスト平均法」とは、先ほどご紹介した定額購入のこと。値上がりや値下がりする株式や投資信託の購入単価を下げるため、一定額ずつ金融商品を買い付ける方法です。

株価が安い時には多く購入し、株価が高い時には少なく購入することで、平均して購入金額を均等化することができます。

 

複利効果で投資を行う

投資をする上で覚えておきたいのが、「複利」について。

複利効果とは、運用で得た利益を再投資することで、元本だけでなく、利息にも利息がつくもので、雪だるま式にお金が増えていく仕組みのことです。

複利効果を活用することで、投資金額はさらに大きくなり、安定した収益が期待できるでしょう。

そして、中長期に投資を行うことで複利効果は大きくなります。そのため安定的に資産形成を行うのであれば、中長期にわたる投資が重要となるのです。

 

投資におけるリスクを理解

長期投資はリスクを抑えられる投資方法ですが、それでもリスクがあることを覚えておく必要があります。

また、「リスク」と言っても様々なリスクがあります。まずは投資におけるリスクについて理解を深めておきましょう。

 

価格変動リスク

株価が上下するリスクのこと。景気や経済の情勢など、様々な要因で起こるリスク。

信用リスク(デフォルトリスク)

株式や国債などを発行している国や企業が、投資家に元本や利息を返済できなくなるリスク。

流動性リスク

市場で金融商品を売りたい時に売ることができなかったり、希望価格で売れなかったりするリスク。

金利変動リスク

金利が変動することで、株式や債券の価格が変動するリスク。

為替変動リスク

為替レートの変動によって、外貨建ての円換算による金融商品の価値が変動するリスク。

カントリーリスク

投資した国の政情や紛争などによって、経済が不安定になるリスク。

長期的な投資でおすすめな方法

投資について基礎的な内容が理解できたら、実践に移すのみ。長期的な資産形成におすすめできる、3種類の投資についてご紹介していきます。

 

積立NISA・NISA

「積立NISA」または「NISA」は、長期的に投資を行うのであれば非常におすすめできる手法です。年間の非課税投資枠や非課税期間などを利用して購入できる商品が異なります。

「積立NISA」と「NISA」の口座を同時に解説することはできないため、制度の違いなどをしっかりと検討した上で利用しましょう。

 

それぞれの違いについて、下記にまとめてみました。

NISA 積み立てNISA違い

iDeCo(確定拠出型年金)

iDeCo(確定拠出型年金)とは、公的年金にプラスして受け取ることができる私的年金制度のことです。

加入は任意で、申し込みから掛金の運用までの全てを自身で行う必要がありますが、 税制上の優遇を大きく受けることが可能です。

 

変額保険(変額年金・変額保険)

「変額保険」とは、生命保険のうち、外国為替取引や投資信託の仕組みを取り入れて、受給できる保険金額が運用に応じて変動する生命保険商品のことです。

2つのタイプがあり、保険期間が一定の「有期型」と一生涯保障が継続する「終身型」に分かれます。

 

長期的な投資で資産形成をしよう

ここまで長期的な投資についてご紹介しましたが、少しまとめてみましょう。

まず、投資は早いうちから行うこと。そして長期的に投資を行うことが大切です。

安定して資産形成を行うのであれば、この鉄則は必ず守りましょう。コツコツと投資を行うことが、将来、資産を形成する上で大切なことです。

資産形成の目標を立てて、長期投資を行っていきましょう。

 

まとめ

資産形成をする上で重要なことについてまとめてみました。

安心して資産形成に取り組むのであれば、下記3つのポイントを意識して投資をするのがおすすめ。

 

●長期投資

●積立投資

●分散投資(ドルコスト平均法)

 

日頃の支出を見直して、少しずつ投資にチャレンジしてみましょう。

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