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2023.12.10

テレワーク中の事故の補償?窓ガラスを割った時の保険?野生動物との事故の保険?について専門家が回答!

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著者情報 森 逸行 FP歴15年 経験した事を伝え解決に導く『金融パーソナルトレーナー』

テレワーク中の事故の補償は
日常生活の単なる不注意によって損害を被ることはありえます。

今回の記事では、日常生活の中で不注意な行動によって被る損害に対し、どのような保険が有効なのか、質問に対する回答を通じて検証していきたいと思います。

質問:テレワークでの自宅で作業中のハプニングでの補償してくれる保険はありますか?

テレワークでの自宅で作業中のハプニングでのパソコン修理費用や買い替え費用を補償してくれる保険はありますか?

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、自宅でテレワークをする日があります。先日もいつものように家でリモート会議をしていたり作業でパソコンに向かっていたところ、飲んでいたマグカップのコーヒーをこぼしてしまいました。

パソコンが水没し、キーボードの中に入り込んでしまいました。電源はつくものの充電がうまくできなくなってしまいました。

保険には色々と加入しているのですが、今回のハプニングでのパソコン修理費用や買い替え費用を補償してくれる保険はありますでしょうか。 

回答:家財を補償対象とした火災保険に加入していれば補償対象となる可能性があります。

家財を補償対象とした火災保険に加入していれば補償対象となる可能性があります。

ここで注意が必要なのは、火災保険の加入時に設定した補償範囲です。通常火災保険は、どの保険会社の商品でも補償範囲を何パターンか用意しています。

補償範囲が広ければ当然保険料も高くなります。

ご質問の事例では、「破損・汚損等の損害」が補償範囲に含められていれば補償される可能性が高いです。

ちなみに「破損・汚損等の損害」という呼び方は保険会社により異なる場合もあります。ただ、各保険会社が用意する保険商品の中で、補償範囲フルカバーのものを選んでいれば間違いないかと思います。

ただし、今回の事例で損害にあったパソコンが会社から貸与されたものであった場合、質問者様の火災保険では補償できません。

火災保険で補償対象となるのは、契約者のものであるということは注意すべき点です。

質問:窓ガラスを割ってしまった時などに対応している保険はありますか?

自宅の庭で野球をしていた場合に近隣の家で窓ガラスを割ってしまった時などに対応している保険はありますか?

一戸建てに家族4人で住んでいます。中学生になる子供が部活で野球部に入ったことをきっかけに、よく庭で野球の練習をしています。

素振りであれば良いのですが時々主人とキャッチボールもしているため、万が一お隣の家にボールが飛んで窓ガラスを割ってしまうようなことがあると困るなと思っています。

リスク管理としてこのようなケースに対応している保険に入っておいた方が良いでしょうか。何保険に該当するのかも教えてください。 

回答:該当するのは個人賠償責任保険になります。

ご質問の事例で該当するのは個人賠償責任保険になるかと思います。

個人賠償責任保険とは、日常生活の中で第三者にケガをさせてしまったり、ものを壊してしまったりした場合に、その治療費や修理費をカバーするものです。

ご質問の事例の庭でキャッチボールという場面も日常生活に該当するかと思いますので、個人賠償責任保険の補償範囲と考えて良いでしょう。

では、個人賠償責任保険にどのように加入するかという点ですが、自動車保険や火災保険などに特約として付帯するという加入方法をとるのが一般的です。

一度ご自身の加入している保険の補償内容を確認することをお勧めします。案外すでに付帯してあるかもしれないです。 

野生動物との事故の保険?

質問:野生動物との接触事故や避けた際の事故が発生した場合に対策ができる保険があれば教えてください

野生動物との接触事故や避けた際の事故が発生した場合に対策ができる保険があれば教えてください。

緑が多い地方の山奥に住んでいます。最近ニュースでも取り上げられていますが山に食料がなくなり山の下の村に降りてきて、道路で自動車に轢かれてしまう事故が多くなってきているそうです。

野生動物との接触事故では、動物にケガをさせてしまうだけでなく、大型動物の場合には車に損害が出る可能性もありますし、動物が飛び出してきた時にハンドルを切ってガードレールにぶつかることもあるのではと懸念しています。

普段から車で行動していて心配性なこともあるので、対策ができる保険があれば教えてください。 

回答:対象となるのは自動車保険になります。

ご質問の事例で対象となるのは自動車保険になるかと思います。運転中、動物と衝突しケガをさせてしまった場合、その動物がたとえば飼い犬であったりすると、飼い主に対し治療費の支払い責任が生じる可能性もあります。

その場合は自動車保険の対物賠償責任保険でカバーします。※保険では動物を物として考えます。

ガードレールに衝突した場合のその修繕費用も同様、対物賠償責任保険の補償範囲です。

ただ自動車事故の場合、相手に対する賠償だけでなく、自身の車にも損害が生じたり、運転者自身もケガをしたりする可能性が大いにあります。

質問者様は、普段の運転で質問にあったようなリスクを感じているのはとても素晴らしいことだと思います。

きっと安全運転を心がけていることでしょう。それでも事故は起こってしまうものです。自動車保険の補償内容を今一度確認してみることをおすすめします。見直しのポイントは主に下記となります。

自動車保険の補償内容

・対人対物賠償責任保険は無制限の補償となっているか

・対物超過費用特約は付帯されているか

・人身傷害保険の保険金額は十分な額となっているか

・車両保険はついているか、設定保険金額は十分なものとなっているか

・弁護士費用特約は付帯されているか

・運転者の限定条件、年齢条件は適切か

ぜひ参考にしてみてください。

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