家計の見直しはFPと相談しよう!家計見直しのポイントを紹介します!
「家計の見直し」はどの様な生活を送っていても重要です。どんなに年収が大きくても、それ以上の出費があれば家計は当然赤字で、その場限りでは楽しくてもいずれ生活に困ってしまう時が来ます。
反対に収入が平均程度、もしくはそれ以下でも無駄を省き、収支のバランスが良ければ、生活に困る場面はそう多くないはずです。
そして日々の生活では、どうしても自分や家族の主観が多く反映された家計管理になりがちです。
他者に相談すると、自分の管理に不安を抱いたり、否定された気持ちになって良くない気分になる方もいるかもしれません。
しかしこの記事ではFP=金融計画者が客観的な点から家計管理のポイントを紹介します。
多くの項目から家計管理のポイントを紹介していますので、取り入れられるものから取り入れていくとよいでしょう。
実際に対面でFPに相談する機会があったとしても参考になるはずです。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
・家計の見直しの方法
・家計を見直すときのポイント
・FPに家計相談するメリット
家計についてお困りの方や、1人で家計管理をするのを負担に感じる方、FPに家計について相談したいけど、どの様な事を相談したらよいかわからない方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
家計簿をしっかりつけて、まずは固定費と変動費に分けよう
家計管理の最重要ポイントは「家計簿を正しくつけることです」これは意外と難しいものです。
どうしても抜け漏れがありますし、数字の付け間違いなどのエラーが発生するからです。なにより1人でつけていると若干甘く付けてしまう人が多い傾向にあります。
そして定期的に見直す事も重要です。見直さなければ傾向もつかめませんし、無駄な買いものをしてしまうことが発生します。
例として食材では冷蔵庫に在庫があるのに同じものを購入してしまうことがあるためです。食材や住居費などに当てはまらない「雑費」も定期的に見直すことで無駄を省くことができます。
次に家計簿を正しくつけ、定期的に見直す習慣が身についてきたら支出に関して「固定費」と「変動費」に分けるようにしましょう。
収入を増やすには現在の社会情勢から、大きく増やすためには副業などに取り組むなどが必要ですが効果が出るまで時間がかかります。
しかし、ある程度、細分化された家計簿をつけ無駄な支出を減らすことができれば、家計における即効性が非常に高いです。
その中でも特に重要なものが「固定費」と「変動費」を分けて管理する事です。
続いてはその「固定費」と「変動費」について詳細に紹介していきます。
固定費の見直しのポイント
固定費は非常に重要な見直しポイントです。ポイントとして大事なのは、節約すると決断したら思い切りよく切り捨てることです。
数字と感情は分けて考えるようにしましょう。その理由としては、毎月ごとなど、一定期間ごとに固定した支出だからです。
固定費はランニングコストとなり長いスパンで多くの支出を生んでしまいます。
主な固定費としては「保険」、「住居費」、「水道光熱費」、「その他」になります。どれも生活と切り離せないものが多く重要なものばかりです。
その分、家計管理と節約における効果は多大です。
それらの詳細を見ていきましょう。
保険料
保険は一度契約すると、そのままにしておく人が多いのではないのでしょうか?しかし実際の生活では、その人の生活状況によって必要な保障が変化します。
例として独身なら死亡保障は必要ないかもしれませんが、家族がいると必須です。特に配偶者が働いていない場合や子どもが小さい場合は大きな保障が必要です。
医療保険は基本的に不要という考え方もできますが、がんなど遺伝要素がある疾患が血族にいるのであれば検討してもよいかもしれません。
人によって必要な保険の内容は異なります。これらのことは、FPをはじめ多くの人と相談するとよいでしょう。
住居費
住居費について説明します。持ち家の場合は住宅ローンの借り換えを視野に入れましょう。
現在の金利と総支払額を把握し、借り換え後の支払総額をシミュレーションしましょう。
住宅ローンの借り換えは手数料がかかります、そのため全ての住宅ローンを利用している人に有効とはいえませんが、支払総額を安くする可能性があります。
賃貸住宅の場合は、家賃の安い住宅への引っ越しになります。
当然引っ越し費用なども発生し、通勤地との距離、通勤費も考慮する必要がありますが住居費は固定費のなかでも大きな割合を占めるので見直しの重要ポイントです。
水道光熱費
季節などによって料金が変わりますが、こちらも必ずかかるものですので、しっかり見直しましょう。
電気代であれば家電製品の電源は使用しない時はオフにしましょう。
必要のない部屋の電気をつけない事、初期費用が発生しますが照明をLEDに代えるのもよいでしょう。電源プラグを抜くのも有効です。
エアコンなども設定温度を少し下げるだけでも節約には有効です。
水道光熱費は、出来る事は限られているものの、直ぐに取り掛かれ効果も早く出るので積極的に見直し、節約するポイントになります。
その他(通信費やサブスクリプション)
通信費やサブスクリプションなどが当てはまります。
通信費に関しては、仕事などの関係で通信品質を保たなくてはいけない場合などを除いて、スマートフォンの利用回線を格安の事業者に代えることをお勧めします。
直ぐに家計に大きな節約効果をもたらしてくれます。
インターネット回線も同様の視点で乗り換えるとよいでしょう。
サブスクリプションに関しては娯楽として大きな魅力があるものの、使用頻度が少なかったり一定期間全く使用しなかったものは解約することを意識してください、どうしても二の足を踏んでしまうのですが利用しない場合は無駄金にしかなりません。
しっかり状況を見直して、必要かを判断しましょう。気持ちに整理がつかない場合は、FPなどに相談してみてください。
変動費の見直しのポイント
変動費は当然のことながら、毎日・毎週・毎月・毎年、出費内容が異なるものです。
無駄遣いもあれば必要に迫られる出費もあります。
そのため、大事なのは全体のバランスです。
例えば、ある月では、飲み会など付き合いで食費とそれにかかる交際費が多くかかったとするのであれば、その他の買い物は控えるなどの意識が必要です。
予定外の出費はどうしても発生するものなので、それが大きいのであれば小遣いは控えめにするなど時には我慢が必要でしょう。
どうしても不確定要素の強い部分がある変動費ですが、全体のバランスを掴めるようになれば家計に大きな影響を与え、効果を実感できるものです。
その変動費の見直しポイントを見ていきましょう。
食費
食費の見直しポイントは何といっても外食です。特に共働きの家庭に多く見られます。
外食は自炊に比べると費用が大きいので、少し回数を抑えるなどの工夫をするとよいでしょう。
スーパーやコンビニでお弁当を買うのも、自炊と比べるとやや高くつくことがあるのでこちらも回数を減らせると家計に大きなプラスになるでしょう。
自炊にあたっても冷蔵庫の中の食材をしっかり把握し、無駄な買い物をしないようにしましょう。
食事自体は自分へのご褒美や家族との団らんになるので、先ほどお伝えしたように全体とのバランスがより重要になるでしょう。
被服費
被服費は、毎月発生するような項目ではありません。まして、人によってはファッションに興味のない方もいることでしょう。
被服費で重要になるのは衝動買いをしない事です。
衝動買いは今ある衣料品でも十分なのに購入してしまったり、ついつい高額なものに手を出してしまう傾向があるからです。
自分のクローゼットの衣料品を良く眺め、その年に必要なものを把握しましょう。先ずは不要なものを処分し、それから新しいものを揃えるのも有効でしょう。
交通費
交通費は、さほどできることは少ない部分がありますが、工夫で費用を抑えることができる項目でもあります。
概ねどの会社も交通費が支給されると思います。
その中で定期代などを支払う場合がほとんどでしょう。
徒歩や自転車等を利用するようにし、定期代を浮かせるなどの事が出来ます。歩いたり自転車を利用することは健康面にも有効なのでおススメ出来ます。
但し立地によってはそれらがどうしても難しい場合は他の項目の節約を意識しましょう。
小遣い
変動における節約でも重要ポイントでしょう。
家計管理や節約ばかりに重きを置くと、どうしても息苦しくなりストレスも溜まります。それを解消するためにお金を使いたくなるのですが、それを繰り返しては本末転倒です。
家計簿をしっかりつけて毎月の支出を正しく把握出来たら、若干少なめの、お小遣い設定にしてみてはいかがでしょうか。
なるべくその中でやりくりできれば、節約術も身につきお金もたまります。
その溜まったお金で普段よりも少し贅沢ができるようなサイクルを生み出せれば、お小遣いにおけるバランスがとりやすくなるかもしれません。
そして他の項目が赤字ならば当然、お小遣いは少なくしてバランスを取りましょう。赤字生活を続けるのは非常に危険です。
雑費
雑費とは住居費や食費、お小遣いなど、どの項目にも当てはまらない出費です。
この出費は家計における最大の難関かもしれません。
浪費傾向にある方はこの項目の出費が多大であるケースがあるからです。
無目的に買い物をし、何を買ったか把握していない場合があったら要注意です。
家計簿の見直しが非常に重要になるので、雑費の内容をしっかり把握してください。
なるべく雑費に当てはまるものは他の項目でしっかり管理できるようにし、 どうしても欲しかったものはお小遣いとして管理しましょう。
雑費が多い場合、家計管理がどうしても難しくなるので、しっかり意識しましょう。
まとめ
家計の見直しについて紹介し、それらをFP視点で説明しました。
物価の高騰などにより、生活は圧迫され、現在は家計の見直しは必須事項になってきました。
そして家計は人の数だけ、見直すポイントがあります。
節約の意識が高ければ、自分自身で見直しできますが、どうしても難しい部分がありますので、そのような場合はFPに相談してみるとよいでしょう。
今回紹介した内容以外の事でも、客観的な視点でアドバイスをくれるはずです。