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2023.04.10

年金定期便いつ届く?どんな時に年金定期便が届くのか?わかりやすく解説いたします。

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著者情報 森 逸行 FP歴15年 経験した事を伝え解決に導く『金融パーソナルトレーナー』

年金定期便いつ届く?ねんきん定期便は厚生年金保険および国民年金の加入者に送られる書類ですが、いつ届くのか疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

実際に、何かしらの原因で書類が届かないと困っている人もいるかと思います。

ねんきん定期便がいつ届くのか、その悩みを解決したい人は、ぜひこの記事を参考にしていただけますと幸いです。

ねんきん定期便とは?

ねんきん定期便は、国民年金や厚生年金に加入している人に、日本年金機構から年に1回、誕生月に届く書類のこと。

書類には、年金受給額や納付期間、将来の年金額などが記載されています。

大まかにいうと、これまでの保険料の納付の実績や、将来受取れる年金の金額についての案内となっています。

ねんきん定期便は基本的にハガキで届きますが、35歳・45歳・59歳になる年には、封書で届きます。

また、のちほど詳しく解説しますが、50歳未満のねんきん定期便と50歳以上のねんきん定期便では、記載内容が少々異なります。

ねんきん定期便の種類

ねんきん定期便は、節目となる年(35歳、45歳、59歳)とそれ以外の毎年送付されるものがあり、それぞれ形式が異なります。

それぞれの特徴と違いについて、下記で解説をします。

節目の年に届く:ねんきん定期便

35歳、45歳、59歳といった節目の年に届く「ねんきん定期便」は、封筒で届くことが特徴です。

全期間の年金記録情報が記載されている書類が届き、35歳と45歳の人はこれまでの加入実績に応じた年金額が、59歳は年金見込額が被保険者の誕生月に郵送されます。

節目の年以外に届く:ねんきん定期便

節目の年以外にも、「ねんきん定期便」が届く場合があります。例えば、年金額が変更された場合や、納付期間が変更された場合には、「ねんきん定期便」が届きます。

50歳未満の方には、これまでの加入実績に応じた年金額、50歳以上の方には、年金見込額が記載されます。

ねんきん定期便が届かない5つの原因

ねんきん定期便が届かない5つの原因

●住所や氏名変更の届け出をしていない
●会社が住所変更手続きをしていない
●基礎年金番号がない
●海外に住んでいる
●役場や年金事務所の手続きミス

ねんきん定期便が届かない原因には、上記の5つが考えられます。

それぞれの原因について、詳しく解説をします。

ねんきん定期便:住所や氏名変更の届け出をしていない

住所や氏名が変更された場合は、年金事務所に届け出をする必要があります。

届け出をしていない場合は、「ねんきん定期便」が届かないことがあるため注意が必要です。

住所や氏名変更ができていない場合は、他にも郵便物が届いていない可能性があるため確認しておくと良いでしょう。

ねんきん定期便:会社が住所変更手続きをしていない

厚生年金の場合、本人に代わって会社が日本年金機構に住所変更を届け出る必要があります。

しかし、従業員が住所変更の申し出をしていたにもかかわらず会社が手続きをしていなかった場合は、ねんきん定期便が届きません。

会社の担当部署に対し、手続きをしたか確認することが大切です。

ねんきん定期便:基礎年金番号がない

基礎年金番号がない場合は、「ねんきん定期便」が届かないことがあります。基礎年金番号がわからない場合は、年金事務所に問い合わせる必要があります。

基礎年金番号とは、公的年金制度で共通して使用する番号のこと。1997年1月に導入され、全ての加入者に付与されています。

ねんきん定期便:海外に住んでいる

海外に住んでいる場合は、「ねんきん定期便」が届かないことがあります。この場合は、ねんきんネットを利用するか、郵送での請求が必要になります。

海外でねんきん定期便を受け取りたい場合は、日本年金機構の「ねんきん定期便お申込みページ」のみ申請できるため、確認しておくと良いでしょう。

なお、申請から発送までに3ヶ月程度の時間を必要とします。

ねんきん定期便:役場や年金事務所の手続きミス

役場や年金事務所の手続きミスにより、「ねんきん定期便」が届かないことがあります。

本来は厳格に管理されている年金情報であるものの、時にはミスも起こるかもしれません。

この場合は、年金事務所に問い合わせる必要があります。

ねんきん定期便が届かない場合

年金定期便が届かない場合は、何かしらの原因が考えられるため、まずは年金事務所に問い合わせる必要があります。

年金定期便は誕生月に送付されるので、自分の誕生月から1か月以上経っても送られてこない場合は正常に手続きがされていない可能性が高いです。

●国民年金に加入している場合
●厚生年金(共済年金)に加入している場合
●厚生年金加入者に扶養されている場合

上記3パターンに分けて、ねんきん定期便が届かない場合の問い合わせ方法を解説します。

国民年金に加入している場合(第1号被保険者)

国民年金に加入している場合は、最寄りの市区町村役場または年金事務所に問い合わせてください。

住所変更の手続きが未済の場合などは手続きが必要なので、住所の分かる書類を用意しておくと良いでしょう。

なお、電話での住所変更は出来ないため直接窓口に出向く必要があります。

厚生年金(共済年金)に加入している場合(第2号被保険者)

厚生年金に加入している場合は、最寄りの厚生年金事務所に問い合わせてください。

なお、年金定期便が届かない場合、それぞれ連絡窓口が違うため注意が必要です。

雇用形態

対応窓口

会社員

勤め先の担当部署

私学共済

勤め先の学校

国家公務員共済連合会・地方公務員共済連合会

勤め先の共済組合

厚生年金加入者に扶養されている場合(第3号被保険者)

厚生年金加入者に扶養されている場合は、加入者が加入している厚生年金事務所に問い合わせてください。

一般的に結婚して扶養に入る場合、配偶者とまとめて手続きを行うので、配偶者には毎年来ているが自分には届かないという場合は手続きが上手くいっていない可能性が高いため、早めに確認をすることが大切です。

ねんきんネットを活用しよう

ねんきんネットは、インターネットを通じて年金に関する情報を確認することができるサービスです。

ねんきん定期便が届かない場合は、ねんきんネットを利用して年金額や納付期間を確認することができます。

24時間いつでもパソコンやスマートフォンから利用できるため、忙しい人でも便利に手続きができるでしょう。

ご自身の年金記録や将来の年金見込み額、電子版「ねんきん定期便」などをいつでも確認することができ、記録のもれや誤りを確認することができます。

また、国民年金の保険料免除、後納制度など、さかのぼって納付可能な金額も調べることができます。

年金定期便が届かない場合はすぐに問い合わせ

年金定期便が届かない場合は、すぐに問い合わせることが大切です。

「ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号」←問い合わせ先

またはお近くの年金事務所←問い合わせ先

までお問い合わせください。

 

問い合わせ先については、前述した通りです。

また、問い合わせの際には、自分の基礎年金番号や住所、氏名などを確認しておくことが必要です。

さらに、ねんきん定期便が届かない場合には対策があります。まずは、上記の原因に当てはまらないかを確認しましょう。

届かない原因がわからない場合には、ねんきんネットや問い合わせ先に問い合わせることが大切です。

また、ねんきんネットを利用することで、年金額や納付期間、加入状況などを確認することができます。

ねんきん定期便以外にも、年金制度に関する手続きがあります。

例えば、年金受給額の変更手続きや年金の受給開始手続きなどがあります。

これらの手続きを行うことで、スムーズに年金を受け取ることができます。

最後に、年金制度については難しいことが多く、不安な方も多いかもしれません。

しかし、不安なことは適切な機関に問い合わせることで解決することができます。

年金制度については、ぜひ問い合わせ先やねんきんネットなどを活用して、正しい情報を得てください。

 

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