ポイント投資で気軽に資産運用|仕組みやメリットについて徹底解説
今は様々な所でポイントを貯められると思いますが、そのポイントはしっかり活用できているでしょうか。
ポイント投資は元手が必要ない、現金0円から始められる投資です。何かあっても現金は減ることのないことから安心して使えるのではないでしょうか。
●ポイント運用の仕組み
●メリット
●どのようなサービスがあるのか
●税金はどうなるのかという
この記事では上記4つをメインにポイント運用について紹介します。
何かポイントを使って運用をしたいと思っている方の1つのヒントとなれれば幸いです。
ポイントで資産運用をする仕組みとは?
資産運用と聞くと、株や投資信託などを想像する方が多いかと思われますが、ポイント運用はどのようなイメージでしょうか。
ここでは、ポイントで資産運用をする仕組みを紹介します。
また「ポイント運用」と「ポイント投資」の違いも見ていきましょう。
ポイント運用
ポイント運用は、ポイントのまま運用する投資方法となります。
何かしら、ポイントを発行しているサービス提供会社が用意したコースを選択するだけです。これにより投資者である自分の代わりに、運用会社が投資運用をしてくれます。
運用会社は株や投資信託を運用してくれるため、特に証券会社を開設する必要はありません。とても手軽に利用できるのではないでしょうか。
ポイント運用とは「ポイントを効率よく増やす」ことが目的です。そのため、もし運用をやめたとしても戻ってくるのがポイントになります。
もちろん、配当金などもありません。
これらのことから考えると、気軽に投資を楽しむことができると思いますが、ポイント運用はあくまでも投資です。ポイントが減ることももちろん考えられることは忘れないで起きましょう。
ポイント投資
ポイント投資とは、何か買い物やサービスを利用することで溜まったポイントを使って投資をすることです。
今まではこれを現金で行っていたと思いますが、それをポイントに変わったと考えると良いでしょう。
ポイントは基本的に1ポイント=1円です。
このポイントを使って株や投資信託の購入ができるということになります。
ポイント投資の目的は資産運用です。そして、引き出すときは現金が戻ってきます。
また、分配金や配当金があることがポイント運用との違いになるでしょう。
ポイントで資産運用をするメリット
では、ポイントでの資産運用のメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
あらゆるところでポイントを貯めることができるようになっている今、そのポイントをどのように使おうか悩む人もいるかと思います。
●ハードルが低くなる
●余ったポイントを有効活用できる
●投資口座の開設が不要
上記3つについて、ぞれぞれ詳しく解説していきます。
ハードルが低くなる
ポイント運用は現金を使わないため、投資を始めようか悩んでいる方にとってハードルが下がるのではないでしょうか。
初めて投資をするときにやっぱり不安を覚えることがあるかと思われます。そのような時に資産運用の勉強や練習としてポイントで資産運用ができるのです。
やはり、投資へのハードルがグッと下がるでしょう。
余ったポイントを有効活用できる
次のメリットとして、余ったポイントを有効活用できるという点です。
ポイントを貯めたのは良いものの、どのように使えばいいのか悩んでしまうこともあるでしょう。また、それを考えている間に「期間限定ポイント」は期限切れになることもあると思います。
このポイントを活用できるのが「ポイント運用」です。
ポイント運用にすると、ポイントに有効期限はなくなります。安心してポイントを使うことができるでしょう。
投資口座の開設が不要
最後に、投資口座の開設が必要ありません。
通常であればまずは証券口座を開設するのが当たり前です。
証券口座を開くには本人確認書、マイナンバー、印鑑、そして金融機関口座が必要になります。これらを用意して口座開設をしても数日かかり、不備があればさらに時間もかかるでしょう。
このことから考えると、投資口座の開設が不要というのは大きなメリットではないでしょうか。
ポイント運用・投資の主なサービス
ここ数年、必要以上の現金を持たずに生活している人もいるかと思います。
キャッシュレス化が進んでいるのも、その1つの要因だと思います。
ポイント運用サービスはこれからも増えていくでしょう。
●NTTドコモ ポイント投資
●auPay ポイント運用
●ポイント運用 by 楽天PointClub
●クレディセゾン 永久不滅ポイント運用サービス
では上記運用をしている主要会社を紹介します。
NTTドコモ ポイント投資
NTTドコモには「dポイント」というものが昔からありますが、このdポイントを「運用ポイント」として使うことができます。
dポイントは、100ポイント単位で投資ができますが、用途限定と期間限定のものは使うことができません。
dポイント投資では、大きく分けて「おまかせ運用」「テーマ運用」に分かれているため、好きなコースを選ぶ事が可能です。またテーマ運用は10コースほどあるため、初心者から上級者まで使えるのも一つの嬉しい点ではないでしょうか。
自分では予想もつかない時などに便利なのが「株式会社お金のデザイン」が提供しているAI搭載ロボアドバイザー「THEO+docomo(テオプラスドコモ)」です。資産計算をしてくれるので安心してポイント投資ができます。
au PAY ポイント運用
では、au PAYはいかがでしょうか。
以前は「au PAY」のコード決済サービス。また「au PAYカード」のクレジットカード決済で、金額により「au WALLETポイント」にポイントがついていました。
これが、2020年5月からPontaポイントに統合されたのです。
今は「auスマート・プライム(高成長)」の価格増減に連動してPontaポイントが貯まるという仕組みになりました。
この仕組みであればいつ、ポイントが増えるのかがわかりにくいことから、毎月一定数を少しずつ積み立てて購入価格を平準化するのがコツとなります。
また、auにはもう1つ「auの資産運用」というものがあります。
これは100円から始められるもので、ポイント運用、「au PAY」の感覚で長期積立型の「auのiDeCo」を使い節約を目指すという方法があるので、試してみてもいいかもしれません。
ポイント運用 by 楽天PointClub
楽天PointClubは、楽天での買い物やサービスの利用で溜まったポイントを活用するという形になります。
ポイントは「楽天・インデックス・バランス・ファンド」の基準価格の値動きの増減で決まり、コースは2つから選ぶことが可能です。
●株式重視型を反映:「アクティブコース」
●債券重視型を反映:「バランスコース」
上記の2種類になります。
運用として使えるのは通常のポイントのみとなっていて、期間限定のものなどは使うことはできません。
ポイントを増やし、手数料なしで引き出すことが出来ます。また、その増えたポイントを使って「楽天証券」の「ポイント投資」をするというのを試してみてもいいかもしれません。
クレディセゾン 永久不滅ポイント運用サービス
セゾンは2つのコースに分かれています。
「投資信託コース」と「株式コース」です。
株式コースは東証株価指数に連動する「日本株(TOPIX)コース」など6種類あります。また、永久不滅ポイントを「ストックポイント」に交換することで利用が可能です。
レートは、永久不滅ポイント1ポイント=ストックポイント4ポイントとなっています。
ストックポイントの特徴は、企業の株価に連動して増減することです。ポイント数を満たすことで1株として実際の株式に交換できます。
初心者でまだ不安を感じる方は投資信託の「バランスコース」を試すのも可能です。
このバランスコースは、値動きが少ない国内債券が中心となっていて、ポイントの増減率も年間3%前後となっているので安心して利用できるのではないでしょうか。
ポイント運用をした場合の税金について
ポイント運用で気を付けるのは、税金と確定申告になります。
ポイント投資では確定申告が必要ない場合が多いものの、その基準はポイント運用型、ポイント投資型で違うため、しっかり理解してから使うのがいいでしょう。
●ポイント運用型は確定申告不要となることが多い
●ポイント投資型は運用口座の種類で確定申告が必要なケースがある
それぞれ、詳しく解説していきます。
ポイント運用型は確定申告不要となることが多い
ポイント運用型の所得は一時所得になるため、特別控除額50万円以下であれば所得税はかかりません。
所得税は、収入があっても納める税金がなければ確定申告も不要となります。ほとんどの人が50万円以下となると思うので、安心してポイント運用できるでしょう。
ただ、懸賞金や競馬の払戻金、生命保険の一時金、損額保険の満期返戻金などは一時所得に該当するるため、もしポイント運用型の他にこのような所得が出てしまうと確定申告が必要となります。
このことは覚えておくと良いのではないでしょうか。
ポイント投資型は運用口座の種類で確定申告が必要なケースもある
ポイント投資型は証券口座を開き、株式などの投資を行うというポイント投資となります。この場合、売却益、配当金の2つに税金がかかるのです。
配当金は、口座入金時にあらかじめ税金が源泉徴収されているために確定申告は原則不要となります。
ポイント投資型の譲渡所得で確定申告が必要かどうかは証券会社に開設した口座の種類でかわってくるのです。
ここに特定口座というものがあり、これが大きなポイントになります。
特定口座とは
特定口座とは、証券会社がその口座の1年間の取引につき、数量や金額、売却益などをまとめて年間取引報告書を発行する口座です。
この口座を開設する時に「源泉徴収」のあり・なしを選べるので「あり」を選べば売上が出るたびにあらかじめ源泉徴収をしてくれるため、確定申告は不要になります。
もし特定口座開設時に「源泉徴収なし」を選ぶと、あらかじめ税金を源泉徴収されることがないので確定申告は必要です。
特定口座以外の口座を一般口座といいますが、一般口座ではあらかじめ税金の源泉徴収の手続きはできないので確定申告が不要になります。
まとめ
ここまで、ポイント運用とポイント投資について、またポイントで資産運用ができることについて紹介しましたがいかがだったでしょうか。
今までそのままにしていたポイントを活用することでポイントを増やしたり、中には株の取引をしたりすることも可能です。
これまで貯めたポイントを是非、何かに活用しようかと考えた際、この記事が1つのヒントとなれば幸いです。