保険を解約した時の担当者にペナルティは?担当者を通さず解約する方法はありますか?現役の保険募集人が回答します。

現在、日本人の多くが生命保険に加入しています。
生命保険の世帯加入率は89.8パーセント(生命保険文化センター調べ)であり、日本人の危機意識の高さを物語っているように思います。
その一方で加入のきっかけは知人に勧められて加入することが多いという事実もあります。
生活環境の変化で見直したいけど、解約すると知人になんとなく悪いからと一歩進めない方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、保障の見直しや解約の際に気を付けることや保険金受取人の指定について広げて触れていきたいと思います。
目次
質問: 保険の見直しにあたり今の保険を解約したいと思っています。担当者にペナルティはありますか?
保険見直しにあたり現在契約している保険を解約したいと思っていますが、担当者が大学時代の先輩のため気まずいです。
先輩にはお世話になったのに申し訳ないという気持ちがありますし、解約することで担当者にペナルティなどは発生しないのかも心配です。
また引き止められてしまった場合に、先輩ということもあり強く断れない自分もいます。
スムーズに保険解約するためのポイントなどがあれば教えてください。
回答:契約してから2年以内(25か月)の早期解約であるとペナルティが発生する
保険契約を解約した場合、その解約が契約してから概ね2年以内(25か月)の早期解約であると、契約を取り扱った担当者にペナルティが課されるというのが一般的です。
ただこれは、各保険会社内の営業規定、報酬規程等によって違いはあります。
早期解約になる事で担当者のペナルティのイメージ
早期解約になる事で担当者のペナルティのイメージです。
解約の起算(算定)は、保険料がクレジットカードもしくは銀行口座から引き去りがかかる回数により判定されます。
【保険料引き去り回数:1か月~13か月】
担当者のペナルティは、受け取った保険手数料の約100%程度(ほぼ全額)
【保険料引き去り回数:13か月~25か月】
担当者のペナルティは、受け取った保険手数料の約30~40%程度(半分以下)
【保険料引き去り回数:25か月~36か月】
担当者のペナルティは、受け取った保険手数料の約0~20%程度(ほとんど無い)
質問者様は保険の見直しを検討されているということで、生活環境や家庭環境に変化があったのではと推察しますが、その旨をまずその先輩に相談してみたらいかがでしょうか。
そのうえでセカンドオピニオンのような形でいろんな人に話を聞いてみて判断することをおすすめします。
そのようにすれば、最終的に先輩の見直し提案が採用されなかったとしても、納得してくれると思います。
さらに、先輩を通さずに解約手続きしても、その解約の情報は最終的には先輩の耳に必ず入ります。
そういった点でも変に先輩に気遣うことは無用です。
生活環境等の変化とともに保険に対する考え方も変化するのは自然なことです。
その意味で、保険を見直すということはとでも大事なことです。
保険のプロである先輩もそのことは重々理解していることと思います。
まず先輩にありのままを相談することをおすすめします。
質問: 保険の解約にあたり担当者を通さず解約する方法はありますか?
保険の解約を検討しています。営業担当者が知り合いということもあり解約したいことを話すと説得されてしまいそうなので、直接担当者に連絡せずに保険を解約する方法を知りたいです。
現在の保険は社会人になってすぐの何も知識がないときに加入したものなので、早めに新しい保険に切り替えたいです。
調べたところコールセンターがあるようなのですが、まずコールセンターに連絡すれば手続きしてもらえますでしょうか。
回答:契約を解約するにあたり、担当者を通さずに手続きを進めることは可能です。
契約を解約するにあたり、担当者を通さずに手続きを進めることは可能です。
質問にてお話されているように、コールセンターに解約する旨連絡すれば、手続きを進めてくれるでしょう。
ただ、最終的にはその解約の情報は必ず担当者の耳に入ることにはなります。
なお、解約を阻止するべく説得を受けたとしても、解約を決めるのは質問者様自身です。
営業担当者に解約をさせないという権限はありません。
自信をもって解約を進めても何ら問題はありません。
質問:保険担当者とやり取りせずに解約をする方法はありますか?
保険担当者とやり取りせずに解約をする方法はありますか?
担当者とは解約書類の送付や、やり取りもしたくありません。
担当者とやり取りせずにストレスなく解約する方法を教えてください。
回答:担当者とやり取りせずにストレスなく解約する方法
コールセンターに解約する旨連絡すれば、手続きを進めてくれます。
ですが、コールセンターから担当者に連絡がいき、解約書類やそのやり取りをその担当者がすることになります。
そうなると『担当者とやり取りせずにストレスなく解約できない』事になります。
そこで、以下の内容をコールセンターの方に伝えると『担当者とやり取りせず』に解約や手続きが進められるので行ってみてはいかがでしょうか?
『担当者とやり取りせず』に解約や手続きが進められる伝え方
●「担当者を通さず、このコールセンターの電話で解約手続きを進めてほしい」 とはっきり伝える。
●「解約手続きの書類は、この電話で受理し、直接自宅に郵送してほしい」 と依頼する。
●「解約手続きについて担当者に伝えるのは構わないが、この件で担当者から直接電話はしないでほしい」 と伝える。