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2023.12.03

今後出産を控えていますが予定帝王切開も医療保険の支払い対象になりますか?

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著者情報 森 逸行 FP歴15年 経験した事を伝え解決に導く『金融パーソナルトレーナー』

予定帝王切開も保障の対象になりますか?

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質問: 今後出産を控えていますが予定帝王切開も保障の対象になりますか?

 医療保険に加入している妊娠8ヶ月の妊婦です。

先日検診に行った際に逆子がまだ直っておらず、このまま直らなければ帝王切開での出産になると医師から言われました。

日付を決めて帝王切開手術の場合は保障の対象になりますか。もしくは緊急帝王切開の場合のみが対象でしょうか。

異常分娩が保障対象になると記載は規約で見たのですが、予定帝王切開は異常分娩に入らないのではと心配です。 

回答:民間の医療保険も同様で、帝王切開は保障対象としているところが一般的です。

まず公的医療保険の給付内容を整理します。通常の出産(いわゆる自然分娩)では、公的医療保険の給付対象とならず、出産前の入院や通院にかかる費用の全額が自己負担となります(厳密には出産育児一時金やお住いの自治体によっては妊婦健診の際の受診券を配布したりと、一定の補助は受けることができます。)。

ところが帝王切開となると、公的医療保険の給付を受けることができ、病院の窓口で支払うのは通常の費用の3割となります。

民間の医療保険も同様で、帝王切開は保障対象としているところが一般的です。

保険金の支払われ方は、保険加入時に設定した入院日額や手術一時金としていくら等という形です。

女性疾病特約のようなものを付帯している場合、入院日額や手術一時金に上乗せされる場合もあります。

回答|一定期間は帝王切開を保障対象外とするとの条件が付く可能性が高い

ただし注意が必要な点もあります。一般的に第一子を帝王切開で出産した場合、第二子も帝王切開となる確率は高くなる傾向にあるようです。第一子出産後、第二子の出産までに加入した民間の医療保険の場合、一定期間は帝王切開を保障対象外とするとの条件が付く可能性が高いです。

また、妊娠発覚後に加入する医療保険も、それが第一子、第二子以降とを問わず、その妊娠に対しては保障対象外となることも注意すべき点です。

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