子供が加入するおすすめ保険は?ガラスを割って怪我させた!噛み合わせの矯正に専門家が回答!
子供が生まれると様々なことが心配になります。
特にヤンチャな子だと、ケガを負ってしまったり、逆に友達にケガを負わせてしまったりモノを壊してしまったりと、心配の種は尽きないでしょう。
今回の記事では、小さい子供の日常生活におけるトラブル対応について、質問に対する回答を通じて深堀りしていきたいと思います。
目次
質問|子供がガラスを割った時などに適用される保険はある?
保険には色々な種類があると思いますが、子供がガラスを割った時などに適用される保険はあるのでしょうか?
男の子が二人いますが、どちらも外でボール遊びなどをする事が多いです。
そのうち人様の家のガラス窓などを割ってしてまったり、鉢植えなどを壊してしまった場合に高いと支払いが出来ません。
それに適応した様な保険があれば価格を含めて教えてください。
回答:個人賠償責任保険でカバーすることができます。
ご質問いただいた事例では、個人賠償責任保険でカバーすることができます。
個人賠償責任保険とは、日常生活の中で他人に対して怪我をさせてしまったり、他人のモノを壊してしまった場合に負う、法律上の損害賠償責任をカバーする保険です。
お支払い対象となるのは下記のような事例です。
・飼い犬を散歩中、通りがかりの人に嚙みついて怪我をさせた
・自転車を運転中、通行人に衝突、怪我をさせてしまった
・立食パーティーでトレイにのっていた食事を落とし、他人のドレスを汚してしまった
・子供がキャッチボールをしていて、他人の家の窓ガラスを割ってしまった
・マンションで洗濯機の排水ホースが外れ、階下の部屋に水濡れを起こしてしまった
加入方法について
個人賠償責任保険の加入方法については、自動車保険や火災保険といった損害保険に、特約として付帯するのが一般的です。
個人賠償責任保険単体で契約することはできません。
なお、主契約となる自動車保険や火災保険の契約を解約したり失効したりすると、特約の補償もなくなってしまうので、付保漏れを回避すべくしっかり管理しましょう。
保険料について
何かの契約に特約として付保するのが一般的な個人賠償責任保険ですが、その特約部分の保険料は非常に安くなっています。
具体的には、特約部分の保険料は月額100円~200円程度です。
これだけの保険料負担で1億円の補償を得られると考えれば、非常にコスパの良い保険であるといえます。
日常生活を送る上で、他人に対する賠償リスクは常に隣り合わせです。
誰でも加害者になりえます。個人賠償責任保険は子供であろうと大人であろうと必須の保険です。
しっかり備えておきましょう。
質問|子供が生まれたら入るべき保険のおすすめを教えてほしい!
間もなく子供が生まれますが、子供が生まれたら入るべき保険のおすすめを教えてください。
将来的にも子供が大人になるまでに必要な保険や産まれてからまずは絶対に加入した方が良い保険などを知りたいです。
将来的には子供を3人程度は欲しいと思っていますが入るべきおすすめの保険の理由も含めて教えて欲しいです。
特に入らないでも大丈夫な場合はそれも合わせてお願いします。
回答:将来的な教育資金に備える意味で、学資保険を検討することをおすすめします。
将来的な教育資金に備える意味で、学資保険を検討することをおすすめします。
余裕があれば医療保険も検討の余地はありますが、各自治体で子供に対する医療制度は充実していることから、教育資金の対策を優先すべきでしょう。
ここでは学資保険について、その特徴を解説したいと思います。
学資保険とは
学資保険とは、子どもの将来の教育資金に備える目的で積み立てる、貯蓄型の保険です。
子供が生まれたタイミングで、学資保険の勧誘を受けた方は多いのではないでしょうか。
毎月一定の保険料を支払うことで、子供の一定の年齢に応じて祝い金や満期保険金を受け取ることができます。
学資保険の特徴
ここで、学資保険の特徴について解説します。
特徴①:万が一の保障がある
学資保険の最大の特徴は、契約者が死亡または高度障害状態になったとき、以後の保険料の払い込みが免除される保険料払込免除特約の存在です。
これは貯金や株式投資等との大きな違いであり、貯蓄と保障を両立できるというメリットがあります。
特徴②:特約を付保することで保障の幅を広げることができる
特徴①で触れた保険料払込免除特約以外にも、保障を充実させる特約が用意されています。
たとえば、育英年金特約というものがあります。
これは契約者である親が死亡または高度障害状態となったとき、学資保険の満期を迎えるまで所定の年金額を受け取ることのできる特約です。
子供の教育資金とあわせて生活費を準備することが可能になります。
特徴③:税制面の優遇措置がある
学資保険の保険料は、年末調整や確定申告の際、生命保険料控除の対象となり所得税の軽減措置を受けることができます。
教育資金を準備しつつ、税制の優遇措置を受けられるのは大きな魅力です。
学資保険は将来必要となる教育資金を効率的に準備するのにとても効果的です。
保険という特性上、契約者に万が一のことがあった際の保障もあるのが大きな魅力です。
子供が生まれたら、まず初めに検討する保険です。ぜひ参考にしてください。
質問|子供が物を壊したりした場合に大体に対応している保険は?
小さい子供がいますが、現在のアパートだとまだ小さいので大丈夫ですが、将来的に賃貸マンションなどに引っ越した場合に壁などに落書きをしたり、壁に凹みを作ってしまったりが心配です。
賃貸で借りた場合に子供がしてしまった事に対しての保険はあるのでしょうか?
トイレを詰まらせた場合や何かの物を壊してしまった場合など子供に対しての心配を解消する保険はありますか?
回答:個人賠償責任保険でカバーすることができます。
ご質問いただいたような事例は、個人賠償責任保険でカバーすることができます。
個人賠償責任保険とは、日常生活の中で第三者のモノに損害を与えたり、ケガをさせたりした場合に備える保険です。
支払いの事例、支払われない事例は下記の参考サイトをご確認ください。
また、個人賠償責任保険は補償対象者の広さにも特徴があります。
補償対象となるのは契約者だけではないのです。以下の方全員が補償対象に含まれるのです。
・被保険者
・被保険者の配偶者
・被保険者の同居の親族
・被保険者の別居の未婚の子
このように、個人賠償責任保険は補償範囲も広く保険料も安く設定されており、非常に合理的な保険といえます。
日常生活における賠償リスクはどんなに気をつけていても、決してゼロにはなりません。
このようなリスクは、個人賠償責任保険でしっかり準備しておきましょう。
質問|噛み合わせの矯正や歯の矯正的な保険って存在しますか?
子供の歯並びが悪いので将来的には多分。噛み合わせの矯正や歯の矯正的なのが必要になると思っています。
将来的な話なのですが、一括では支払えない為に必要になった時に保険が適用されるようなものに加入をしたいと思っています。
歯科関連や歯医者さん関連でそのような保険は存在するのでしょうか?
子供の将来の為に加入したいと思っています。メリットやデメリットもあればお願いします。
回答:歯列矯正の際に支払対象となる民間の医療保険はありません。
残念ながら歯列矯正の際に支払対象となる民間の医療保険はありません。
また、一般的に歯列矯正は保険適用外で医療費は全額自己負担となります。
歯列矯正は非常に高額な医療費負担となりますが、医療費控除を活用することで、所得税の軽減措置を受けることができます。ここでは医療費控除について簡単に解説します。
医療費控除とは
医療費控除とは、自分自身や家族のために支払った医療費が1年間に10万円以上の場合、所定の手続きをすることで納めた税金の一部が還付されるという制度です。
医療費控除の対象となる歯列矯正にも、対象となるためには条件があります。
しかし子供の矯正の場合、子供の成長を阻害しないための治療行為として認められており、基本的には医療費控除の対象となります。
【参考サイト:国税庁 No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)】
医療費控除の手続きの方法
医療費控除の適用を受けるためには、必要資料をそろえて確定申告をする必要があります。
年末調整で適用することはできません。会社員であっても改めて確定申告しなければなりません。
必要使用として、「医療費控除の明細書(内訳書)」が必要です。国税庁HPに医療費集計フォームが用意されているので、活用しましょう。
医療費控除は自分の支払った医療費が適用対象となるのか判断が難しい場合もあります。
少しでも不安があるならば、臆せず税理士等の専門家に相談しましょう。
質問|子供がスポーツで怪我をしてしまった時の保険が知りたい!
子供はスポーツが好きなので怪我をした時や相手の子供に怪我をさせてしまった場合などに適用される保険はありますか?
スポーツをしているとどうしても怪我をする事が非常に心配です。
大きな怪我をしてしまった場合に支払いが出来ないと困ってしまいますので、保険に入りたいと思っています。
毎月の支払が高い保険には中々加入が出来ないのでおすすめの保険を教えて欲しいです。
回答:傷害保険でカバーする事が出来ます。
子供のスポーツ中において様々なトラブルが考えられます。質問者様が仰る通り、ご自身の怪我だけでなく、相手に怪我を負わせてしまうこともあるでしょう。
このようなトラブルに備えるには、傷害保険でカバーするのがおすすめです。
特定のスポーツに限定した傷害保険もあり、補償範囲が狭い分、保険料も安くなりますが、日常生活における怪我に総合的に備える意味で、補償範囲を限定しない傷害保険がおすすめです。
ここでは傷害保険について、その特徴を説明します。
ケガの補償をカバーする
傷害保険は「急激・偶然・外来の事故」によってケガをした場合に保険金が支払われます。
支払われる保険金は入院・通院をした場合には1日いくら、手術の場合には1回いくら、といったように定額で支払われます。
なお、あくまでケガが対象となり、病気による入院や通院は対象外です。
個人賠償責任保険を付帯できる
個人賠償責任保険とは、日常生活において他人に怪我をさせたり、他人のモノを壊したりした場合に負う法律上の損害賠償責任をカバーするものです。
傷害保険に特約として付帯することができます。
全国各地に自転車保険義務化の動きが広がってますが、個人賠償責任保険は、このような動きに対応できるものです。
大人、子供を問わず、自転車に乗る機会のある方にとっては必須といえます。
告知なしで加入できる
医療保険等、病気を対象とする保険は加入にあたって健康状態の告知が必要になります。
一方で傷害保険は、加入にあたって、診査や加入時の健康状態についての告知は不要です。
持病や既往症があって医療保険に加入できない方でも、ケガに対するリスクは傷害保険でカバーすることができます。
なお、高齢の方は、ケガのリスクが高いので、保険金額が制限されたり加入自体ができない場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
スポーツをよくする方は、そうでない人に比べてケガのリスクが高いといえます。
傷害保険は保険料も比較的安く、手軽に加入できます。
また傷害保険には、日常生活における第三者に対する賠償責任も、特約を付保することでカバーできるので、スポーツをする人だけでなく、自転車に乗る機会のある方、小さいお子様がいる方等、多くの人にニーズがあります。
未加入の人はぜひ加入を検討してみましょう。